里山の全寮制学校で得たもの

雪化粧した学び舎。高校入試が迫る中、王雅さんは、勉強に励んでいた。

2月、学校に入試の結果が届いた。先に合格を決めた同級生や先生たちが見守る。

王雅さん(中3)
「よっしゃー!」

王雅さんが黒板いっぱいに書いたのは、同級生全員合格の文字。

王雅さん(中3)
「うれしいな。ちょーうれしいな」

王雅さんは、県立の工業高校に進む。

王雅さん(中3)
「義肢装具士になって人を助けるような仕事に就きたいです。困っている人を助けたいというのもあるし、少しでもその人の笑顔を取り戻せたらいいなと思います」

かつて家に引きこもり、笑顔を失っていた有希さん。

転校から半年。仲間とよく学び、よく遊ぶ。そんな毎日が、有希さんを変えていった。

有希さん(小5)
「早寝早起きができる。友達と会える。勉強ができる。徐々に笑顔を取り戻していった。いまは自信をちょっと保っている」

ーー有希さんはどうですか?

栞梛さん(小6)

「笑顔で優しい子です」

有希さん、いまでは学校でこう呼ばれるまでに。

有希さん(小5)
「笑顔担当」

横山喜久雄先生
「頑張っていますよって。カメラに。笑顔担当頑張れ!」

有希さん(小5)
「先生がニッコリして代わりに」

2026年4月、有希さんは小学6年生になった。

有希さん(小6)
「寂しいときもあったのね。でも最近慣れてきて、今では楽しい仲間たちに出会えて本当によかったと思う」

基さんも6年生になった。転校から3か月。成長を感じているようだ。

基さん(小6)
「明るくするのは、もうできているし、イライラはまだまだですけど、少しずつ友達と遊んで少しずつなくしていきたいと思います。楽しい学校生活を送りたいです」