中学3年 悩み苦しんだ過去

中学3年生の王雅さん。希望中学校に転校してきたのは、2年生だった去年12月。人間関係に悩み、苦しんだ過去がある。

王雅さん(中3)
「人の悪いところばっかり見つけるようになってきて。(学校に)行きたくないし、友達と会っても恥ずかしいだけだしみたいな。なんか言い訳ばっかり出てきて、すごく苦しかった記憶があります」

いつしか内気な自分と周りを比べるようになっていた。そして自信を失い、同級生を遠ざけた。小学6年生からは、週に2日ほどしか学校に行けなくなった。

王雅さん(中3)
「一時期『死のうか』と考えたりしていて。すごい荒れていたと思います。小6ぐらいから『いても意味ないな』って」

自宅は、車で30分程の隣町にある。母・有香さんは、もともとは明るい性格だったという息子の変化に悩み続けた。

王雅さんの母 有香さん
「顔色が明らかに違うので、どこかで自信をなくして。友達とどういうふうに付き合っていくかというところで悩んだ時期が小学生のときとかあったと思うので。私も入れないくらい落ち込んでしまっていて」

中学生になっても学校に通えないという現実が、重くのしかかっていた。

王雅さんの母親 有香さん
「高校生になってとか、社会人になって、となったときに、親としてしてあげられることがどんどん減ってくるので、自主性というところで、すごく心配で。勉強の面とか、出席日数の面とか、私が不安に思っている面がこの学校でちょっとでも解消されるのなら」

高校に進めないかもしれない。悩み抜いてたどり着いたのが、希望中学校だった。転校前、王雅さんが自分自身に宛てた手紙がある。

王雅さんの母親 有香さん
「『自分のことが嫌いで、根暗で人と話すときも早口になってしまい、発表するときも緊張して泣いてしまうこともあって、好きになれません』っていうのを書いていて。『でも自分に自信を持ってみたいです』というのを書いていますね」