「自信持ちたい」願った先に…

希望中学校では所属する学級を自ら選ぶ。 王雅さんは音楽学級に入り、トランペットを始めた。

音楽学級の担任 島中洋行先生
「表情を見たときに『伏し目がちで学校に来たね』というのが第一印象です。練習は難しいし大変だしというのがあるんですけれど、それを乗り越えると『表現をする場』があるというのは、彼にとっては力になるんじゃないかなと思います」

打ち込むものを見つけた王雅さん。練習を重ねる日々が続いた。

王雅さん(中3)
「トランペットを吹いているときだけ、全部忘れられるような気がして。苦しくても好きなことを続けられたからここにいられるのかなって思います」

転校から1年が経った2025年12月。小学校と合同で年に一度の学習発表会が開かれた。

王雅さん(中3)
「みなさんこんにちは」

ステージで発表する王雅さんの姿に、かけつけた母・有香さんの表情がほころぶ。

最初は、音すら出せなかったトランペット。

王雅さんの母 有香さん
「1年前と全く違う子どもみたいな感じで、すごいスピードで成長してくれていて、とにかくずっと感動しかなかったです」