あふれる寂しさに寄り添う

休みが明け、のびのび小学校に戻って来た基さん。

基さん(小5)
「行ってほしくないのに」

森岡浩美校長
「行ってほしくないけど大丈夫だって。パパやママは僕のこと大好きだから。先生と散歩に行こうか」

学校に送りに来た母親が帰ったあと、寂しさがあふれ出した。森岡校長は表情を変えない。気づけば、2キロ歩いていた。

基さん(小5)
「この坂、毎回きついな」

森岡浩美校長
「(基さんが)復活しましたよ」

基さん(小5)
「すみません」

横山喜久雄先生
「おー元気なったんじゃ。そうしたら明後日は先生とおにぎりを食べるぞ」

基さん(小5)
「大変だった。寂しかったから『帰りたい』って暴れちゃった」

後藤田優花先生
「基さん、みんな氷鬼するって。やる?」

基くん(小5)
「暑い。散歩したからもうあったかくなった」

横山喜久雄先生
「鬼ごっこ面白いぞ。しておいで」

森岡浩美校長
「『今イライラしてこの気持ちどうにもならないんだよ』『でも本当はこれはいけないと思うんだよ』って自分でも言うんです。『僕は僕でブレーキかけようと思っているんだね。そのブレーキすぐにはかからないけど、だんだんかけられるようになるからね』って」

入浴の時間。上級生が、基さんを励ましていた。

統真さん(小6)
「寂しくなくなるんよ。自分の目標のために頑張っているんだと思ったら、お母さんは支えてくれているけど、今いないから『自分で頑張ろう』と思える。たぶんみんな寂しいけど、みんな目標を立てているから、やっていけている」
「基さんはなにがしたい?この学校でなにを頑張りたい?『友達と仲良くなる』とかでもいいんだよ」

この学校で何を頑張りたいか。基さんが教えてくれた。

基さん(小5)
「恥ずかしくて友達が誘えなかったんです。だから、もうちょっと成長してそれができるようになりたいなと思って、一緒に遊びたいなと思ってこの字を書きました」