総額370兆円・17の成長分野 「失われた30年」を脱するラストチャンス

藤森祥平キャスター:
狙いを17の成長分野に定めた、総額370兆円を超える巨額投資。高市総理は「世界的な産業政策の大競争時代に対応していく」としていますが、そうなるのでしょうか。

TBS経済部 古市啓一朗記者:
この失われた30年、日本は技術で勝っても、世界の市場を取ることで負けるという歴史を繰り返してきました。

アメリカや中国、韓国が、いずれもすでに巨額の投資を行っている中、取材した現場からは「今やらないと勝てない」という声が聞かれましたので、“ラストチャンス”とも言えるのだと思います。

藤森祥平キャスター:
効果は本当に出るのでしょうか?

古市啓一朗記者:
高市政権の成長投資、課題は大きく2つあります。

(1)官民の投資額の内訳
(2)財政悪化→円安?

「官民370兆円」という巨額のうち、民間・政府がいくらを出すのかという内訳は示されていません。政府が呼び水となるお金を出しても、期待する民間投資を引き出せるかは未知数です。

政府は今回数字を出し、ブラッシュアップする過程でさらに具体化していくと言っていますが、まだ全貌は見えない状況です。