日本銀行の政策を決める審議委員の一人に元青山学院大学教授の佐藤綾野氏が就任しました。

元青山学院大学教授の佐藤綾野氏は高市総理のもとで任命された2人目の日銀審議委員で、市場では4月に就任した浅田氏とともに、金融緩和や積極財政に前向きな「リフレ派」とみられています。

こうした評価について佐藤氏は会見で「承知している」としたうえで、「自分の立場を特定の考え方や学派に規定したつもりはない」と述べました。

ただ、今の日本経済はインフレ状態かという問いには「多少の物価の上振れリスクが観察されるところもあるが、ノルム=社会通念としてはそれほど強くない」との認識を示しています。

日銀は今月、中東情勢の悪化や円安による物価高の加速を防ぐため政策金利を31年ぶりの水準となる1%に引き上げました。

佐藤氏は利上げへの評価や自身の政策スタンスについての直接的なコメントは控え、「経済物価情勢の分析を深め、次回の会合でしっかり議論したい」と述べるにとどめました。