太平洋戦争中に水没した山口県宇部市の長生炭鉱で見つかった遺骨収容への動きです。
遺族への返還を目指す市民団体が身元特定のためのDNA鑑定の速やかな実施と安全な遺骨収容を求めて政府に要望しました。

長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会 井上洋子 代表
「待っている遺族のみなさんに、そして市民、国民のみなさんに、ぜひともですね、いち早く届けていただきたい」

長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会が、厚生労働省や警察庁などの担当者と面会し、井上洋子代表が要請書を手渡しました。

刻む会は朝鮮半島出身者を含む183人が犠牲になった長生炭鉱から人の骨を収容していて、日韓両政府がDNA鑑定を進めています。

刻む会は鑑定の進ちょくを尋ねたほか、政府主導のプロジェクトで安全に遺骨を収容するよう求めました。

政府の担当者は鑑定について「可能な限り早期の特定に向けて適切に対応したい」との回答にとどめ、政府主導の遺骨収容は安全性の懸念から「考えていない」としました。

長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会 井上洋子 代表
「危険を承知でやっている人たちにいかに危険を取り除いて遺骨収容していくのか、やはりそこに原点に立ち戻っていただきたい」

刻む会は潜水以外の調査方法がないか検討するための意見交換の場も要請しました。