クマの目撃が相次ぐ中、新たな取り組みです。環境省は、個体数を推定するため全国で統一された方法での調査を30日から開始し、仙台市内の山林にもカメラが設置されました。

クマ鈴を鳴らしながら仙台市内の山林に入ったのは、環境省の職員らです。
調査のためカメラを設置しました。

職員:「ハチミツです。えさです」

さらに用意したのは、赤ワインを混ぜたハチミツ。クマの出没エリアにカメラを設置し、近くに餌を仕掛ける「カメラトラップ」と呼ばれる調査方法です。

クマがエサをとろうと立ち上がった際、胸の模様を撮影して個体を識別します。

ほかの複数のカメラのデータと組み合わせることで、その地域にクマが何頭いるかや生息の密度を推定します。

環境省自然環境局鳥獣保護管理室 高橋優室長補佐:
「何頭であれば、それぞれの地域で許容できるというか、生息が可能かというところを地域の住民の方々や地域のご意見も合わせて検討した上で、そのためには何頭捕獲しなくてはいけないのかというところを出していく」

これまで、クマに関する調査は、都道府県ごとに実施し、データ収集の方法や時期は統一されていませんでした。

2026年度は、東北と新潟の一部で9月末まで調査を行い、2027年3月にデータを公表する予定です。これから4年かけて、調査を本州に広げていくということです。