富山県内のショッピングセンターを中心にゲームセンターを展開していた「株式会社北陸エンタープライズ」が、富山地裁より特別清算開始命令を受けたことが、30日、帝国データバンクの調べでわかりました 。
エンタープライズは1975年(昭和50年)12月に設立。富山県内のショッピングセンターを中心にゲームセンター「ゲームインさんしょう」を10店舗を超えて展開し、ピークとなる2009年10月期には年収入高約4億7500万円を計上していました。
しかし当時から、ゲームセンターの運営に必要なゲーム機の増加に伴い、減価償却費や修繕費の負担が重く、欠損計上を余儀なくされる体質が続いていました。
その後、スマートフォン向けソーシャルゲームの普及などによる集客力の低下を受け、2014年から2022年にかけて9店舗を閉鎖しました。
2024年10月期の売上高は4244万円にとどまりました。
人件費や減価償却費などの販管費を削減したことで営業利益こそ計上したものの、支払利息の負担によって経常段階では欠損が続き 、それまでの出店による借入金返済のめどが立たない状況が続いていました。
2025年8月には、唯一残った店舗を閉鎖し、金融機関への債務カットを求める調停を申し立てたものの不調に終わりました。その後、4月の株主総会の決議により解散し、6月15日に富山地裁より特別清算開始命令を受けました。
負債は約2億3000万円で、金融債務が大半を占めるとみられます。
なお、本店跡地では同業他社がゲームセンターを開店し、現在も営業中です。















