今月、東京都北区の小学校で起きた火災では、「救助袋」という避難器具が、うまく使えなかったことが分かっています。
「救助袋」は宮崎市内の小学校2校に設置されていますが、老朽化などのため、いずれも、事実上、使用できない状態であることが分かりました。
今月19日、東京都北区の小学校で発生した火災。教員らは、一度、「救助袋」で、避難しようと試みましたが使用できず、窓からひさしへ避難する状況になりました。
(垣内沙耶記者)
「こちらは3階建て校舎の最上階にある一番奥の部屋です。小学6年生の教室です。教室の隅には救助袋が設置されています。」
宮崎市の清武小学校。
この教室は3階の一番奥に位置し、廊下につながる出入り口は1つしかありません。
(教職員)
「ここまで開けたの初めて」「うん初めて」
教室に、設置してある「救助袋」。学校では、毎年1月に火災を想定した避難訓練を行っていますが、「救助袋」を使った訓練は実施したことがないということです。
(清武小学校 横山賢治教頭)
「使う想定はないというのが正直なところで、階段から逃げることがほとんど」
こちらは、名古屋市の小学校に設置された救助袋。
使用するには、袋を取り出すなど、設置に時間がかかる上、高さへの恐怖心もあるなど課題が多いといいます。
清武小学校の横山教頭は…
(清武小学校 横山賢治教頭)
「この装置を実際に動かした職員がいませんので、夏休み等を利用して、職員で実際に点検・動作確認をしていきたいと考えています」
また、広瀬西小学校にも救助袋2台が設置されていますが、老朽化のため、現在は使用できない状態に…
学校では、市に改善を求めているということです。
市内の小学校2校に設置されている「救助袋」が、事実上、いずれも使用できない状況について、市の教育委員会は、今後、対応を検討するとしています。
(宮崎市教育委員会学校施設課 齋藤洋介課長)
「まずは学校からの意見等を聞いた上で、課題等を整理して、消防局の方とも協議させてもらって、教育委員会として検討していきたいと考えているところです」
学校の防火態勢については、文部科学省も、安全点検などを実施するよう通知しています。
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