◇身を守るため

こんなところにもナメクジの痕跡 【この記事の画像をもっと見る】

「ぬめぬめしていやーな生き物に見えるナメクジ。しかし、ナメクジは巻貝の仲間。

殻をもたず柔らかい身がむき出しで動いているとなると、それがごちそうに見える生き物もたくさんいます。

例えばコウガイビル、ムカデ、オサムシ、カエル、ヘビ、鳥、モグラなどがナメクジを食べます。

昆虫ではオサムシの仲間、日本のマイマイカブリはカタツムリを上手に食べるスペシャリストとして知られており、当然ナメクジもごちそうです。

コウガイビルがナメクジを襲う様子はなかなか迫力があります。こうしたナメクジの天敵の大きな生き物は垂直面を登るのはちょっと苦手。

ここを利用すれば天敵を避けながら移動できます。さらにナメクジはぬめぬめした体を持っていながら、肺呼吸。…と言うことは濡れたら溺れてしまうんですね。

お風呂は好きだけど、湯船に顔をつけると溺れてしまう、そんなイメージです。地面を這うと、地面には水たまりがあり、雨粒も当たりやすい状態です。

雨粒が呼吸孔をふさいでしまわないように、また雨がかかっても水がすぐ流れる垂直面は好都合なのかもしれません。

一見垂直の高い壁。しかし、ナメクジにとっては安全で食べ物ものたくさんある歩道のようなものなのでしょう」