◇そこにエサがあるから
「ブロック塀や外壁の表面にはコケや藻類、微生物が付着しています。これがナメクジにとってはごちそう、立派なレストランなのです。
さらにコンクリートやブロック塀は細かな凹凸が多く、ぬめりを利用して移動するナメクジにとって登りやすい構造になっています。
また、ナメクジとカタツムリは共通のご先祖さまから進化した親戚関係と言われています。
ナメクジは殻という巻貝のアイデンティティを失う代わりに、スリムで身軽、狭いところにも入りやすく、カルシウム分にそこまで依存しない生活を手に入れる進化を選びました。
私たちの身の回りによくいるチャコウラナメクジはよく見ると殻の名残の小さな殻を背中に背負っています。
いっぽう、カタツムリはカルシウムでできた立派な殻を維持しなくてはいけません。このため、カタツムリはカルシウムを含むコンクリートや石灰岩などは大好物。
ナメクジに立派な殻はありませんが、ご先祖さまや親戚のこの性質があるのかもしれません」














