酌量すべきところは何もない
さらに、被害者が死亡したことが判明してもなお、事件を顧みることのないメッセージのやり取りを続けていたことに照らすと、被害者の生命や尊厳に対する配慮は全くうかがえない。
事件の契機は交際トラブルであり、本来は話合いで解決すべきものであったのに、当事者でもない者が乗り込んで暴力に発展しており、その経緯に酌量すべきところは何もない。
被害者の死亡という結果が重大であることはいうまでもない。被害者は、真面目で頑張り屋、優しく穏やかな人物であり、大学入学後は、サークル、ボランティア、アルバイト、趣味にと、充実した毎日を送っていたという。それなのに20歳という若さで、甚大な肉体的・精神的苦痛を与えられながら、突如、理不尽にも孤独の中、その生涯を終えることを余儀なくされたのであり、その絶望感や無念は察するに余りある。














