防災気象情報「大雨」とは?

【中小河川の氾濫は「大雨」の情報】
同じ氾濫でも、”中小河川”の場合は「大雨」の情報として、市町ごとに発表されます。

同じ川でも「大河川」と「中小河川」で、情報が2つに分かれることになります。

【”中小河川”は局所的・短時間の大雨で急激に水位上昇】
中小河川は局所的・短時間の大雨で急激に増水します。

これは神戸市を流れる、都賀川の写真です。雨が強まり始めて、わずか「18分」で、橋のすぐ下まで水位が上昇しています。この日、川遊びをしていた小学生などが流され、5人が亡くなっています。

これは同じ都賀川で、別の日の写真です。今度は「2分」で水位が上昇し、流れも激しくなっています。

「中小河川」は流域面積が小さく、距離も短いため、水が集まりやすく、急激に水位が上昇するのが大きな特徴です。「水位が上がってきてから避難しよう」では間に合いません。

大雨時にキキクルで「紫色」になっている場合は、現在の水位が高くなくても、”数十分~数時間後”に急激に増水・氾濫するおそれがあります。川の近くには絶対に近づかないようにしてください。

中小河川の水位が上がる要因となる雨が、いつ・どこで・どれくらい降るのか。降った雨が川にどれほど流れ込むのかなど、「雨の情報」がより重要になってきます。

【「大雨」の情報には”低地の浸水”も含まれる】
”中小河川”が氾濫するような大雨の場合、「低い土地の浸水」も起きているのがほとんどです。

「都市部」側で排水が間に合わないほどの大雨が降り、冠水するケースもあります。「内水氾濫」と呼ばれる浸水害です。

一般的に「1時間50ミリ」の雨量で、排水機能が追いつかず、低地の浸水リスクが高まるといわれています。(※下水道が老朽化/ゴミが詰まっている場合などは50ミリ未満でも危険度高まる)

ニュースなどで「激しい雨」「非常に激しい雨」「猛烈な雨」という表現が使われている場合は、特に気をつけてください。「線状降水帯」や「記録的短時間大雨」などが絡むと、リスクは格段に高まります。

同じ川といっても、大河川・中小河川で災害リスクが異なります。防災気象情報を受け取るときの大前提として、知っておく必要があります。