海自OBが語る佐世保の特殊な位置づけ
佐世保地方総監も務めた海上自衛隊OBの香田洋二さんは、「佐世保の自衛隊は今後さらに、アメリカ海軍との連携も深まる」と指摘します。

「水陸機動団との関係もありますし、同じような任務を持ったアメリカ海軍の揚陸艦部隊(兵員や車両を上陸させる艦船)も佐世保におりますので、情報交換や交流という面でも有利です。世界中で日本、佐世保にしかない機能なんですよね」

香田さんは、陸海自衛隊の専門部隊に加え、米海軍の揚陸艦部隊が同じ地域に所在していることが、佐世保の大きな特徴だと指摘します。
中東情勢と佐世保を結ぶ「機雷処理」
佐世保の注目点は、国内の離島防衛に留まりません。遠く離れた中東情勢との関係にも注目が集まっています。

アメリカ海軍は、佐世保基地に配備されている強襲揚陸艦「トリポリ」を中東に派遣。
アメリカ中央軍によると、国際的な要衝であるホルムズ海峡を通る船舶への乗船検査を担っているとされています。

その中東では今月18日、アメリカとイランが戦闘終結に向けた「覚書」に署名しました。ホルムズ海峡の開放に注目が集まる中、自衛隊は今後、同海峡での機雷(船舶を攻撃するため海中に設置される爆発物)の処理を求められる可能性が一部で取りざたされています。

かつて2001年のアメリカ同時多発テロ発生後、米軍を燃料補給支援するためにインド洋へ自衛隊が派遣された際、その先遣隊を務めたのは佐世保を母港とする3隻の艦艇でした。














