宝塚に魅了されるも祖父母のために選んだのは…

『青森ねぶた祭』やスポーツ好きでアクティブな子どもだった工藤さん。当時テレビで見たダンサーたちに心を奪われた。

※工藤朋子さん
「小学6年生のときにダンスがすごく流行りはじめていて、テレビで踊っている人を見ることが多くなったんです。例えば、ダンス&ボーカルグループのZOOとか。踊りを習ったことはないけども、テレビを見て真似をしながら踊る子どもでした」

次に魅了されたのが、宝塚歌劇。俳優が舞台で踊るフラメンコに衝撃を受けた。

※工藤朋子さん
「中学校から宝塚歌劇一色です。宝塚歌劇の作品で『激情』というスペインを題材にした演目をテレビで見て、当時の娘役のトップスターが長くて白い衣装を着て足を踏み鳴らしてすごく激しく踊っていました。『あれ?これは何の踊りだろう?』と思ったらそのスペインのフラメンコでした」

一方で、共働きだった両親に代わって面倒を見てくれた祖父母のためにと選んだのは、看護の道だった。

※工藤朋子さん
「とにかくおじいちゃんおばあちゃんっ子だったので、年配の方のために働ける分野で仕事をしたいなと思っていました。それで当時は看護師だと思いました」

高校の看護科を卒業後、ダンサーになりたい気持ちが沸き上がり、青森市で働きながらダンス教室に通っていたこともあった。本格的にフラメンコダンサーを目指したきっかけは、後に師匠となる人の姿だった。