現在の宮崎市清武町出身で儒学者として知られる安井息軒の明治時代の活躍を取り上げた企画展が、宮崎市で始まりました。

会場の宮崎市安井息軒記念館では、夏目漱石や森鴎外といった明治を代表する文豪に書籍で取り上げられたことを紹介するパネルなどが展示されています。

また、安井息軒が明治時代に出版した「弁妄(べんもう)」という書籍を英語に翻訳したものや、英字新聞に投稿された書評なども展示されています。

(宮崎市安井息軒記念館学芸員・青山大介さん)「息軒が当時欧米人にも注目されていたそういう知識人なんだと。江戸の儒者であると同時に明治の知識人でもあったということを感じ取ってもらえたらなと。」

この企画展は、3月26日まで開催されています。