■「なぜこのタイミングで・・・」共通テスト前日にコロナ陽性で受験できず

そして、受験生たちが最も警戒するのが・・・

受験生
「直前までコロナにかからないか非常に心配でした」「友達でコロナにかかってしまった子は乱されてる感じでかわいそうだと思った」

実際に、こんなケースもありました。

受験生
「なんでこのタイミングなんだというのはあります」

神奈川県に住む、医学部志望の受験生。数日前から喉の違和感と微熱があり、13日夕方に新型コロナと診断されました。そのため、共通テストは受けられません。

受験生
「14日と15日のために今日まで過ごしてきた感じだったので、気持ちが落ちるんじゃないかという心配がある。追試があるので、そこまで先延ばしされるなら前向きに捉えようと思う」

1月13日に全国で新たに報告された感染者は14万4077人。第8波の真っ只中で共通テストが行われます。

山口県の試験会場では1メートル以上の間隔をあけて着席するなど、感染対策を徹底。濃厚接触者に認定された受験生は、症状がないなどの条件を満たせば別室での受験が可能です。

山口大学入学課課長
「コロナという状況ではありますけど安心して受験していただいて、存分に力を発揮していただきたい」

■スマホとイヤホンを身に着けると不正行為“カンニング”行為を経て対策強化

小川彩佳キャスター:
共通試験の前日という大変な中で、取材に応えてくださった受験生に感謝ですね。

喜入キャスター:
皆さん、緊張・プレッシャーを感じていましたが、まずは無事に試験を終えてほしいという思いです。

一方で、2022年の大学入学共通テストでは“カンニング”も発覚しました。

受験生が服の袖に隠したスマートフォンで問題用紙を撮影して外部に送信。そして外部からイヤホンを通じて解答を得るという事件が起きました。

それを受けて大学入試センターは対策を強化します。スマホやイヤホンを身につけているだけでも不正行為ということです。

小川キャスター:
不正行為を疑われないように、コロナに感染しないように、そして痴漢にも気をつけてと、いろいろなことが意識に入ってくるかと思いますが、全力を尽くしてもらいたいですね。

喜入キャスター:
努力が報われることを祈っています。