日本ワインは人が産地をつくる

大岡さんの取り組みもあって、岡山でワインづくりの波は広がりを見せています。四半世紀に渡り、ワイン業界の「今」を見つめてきた専門誌・リアルワインガイドの徳丸編集長も、大岡さんが岡山を選んだ「ことの重要性」を語ります。

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(リアルワインガイド 徳丸真人編集長)
「世界は各国にワインづくりの産地があるんですよ。ブルゴーニュとかボルドーとか。でも日本はまだ歴史が浅いので、日本ワインは人が産地をつくるんですよ。例えば岡山。大岡さんが来たから、いま日本ワイン界では岡山が新たなワイン産地になっているんですよ。いろんな方が研修されて大岡さんのもとを巣立って独立して、この近辺でワイナリーが出来上がる。本当に大岡さんが岡山に来たというのは岡山の方々にとってとてもラッキーなことだったと思います」

(大岡弘武さん)
「うれしいですね。いろんなところでみんな真面目に栽培して。やっぱり手入れしないと育たないものなので。それでみんなが持ち寄った経験がさらにほかの人にも役に立つので、そういう面では私1人でできないことがどんどん違う次元のスピードで進んでいっているなと思います」

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(研究生・岡本宏之さん)
「5年後10年後は自分のことばかりするのではなくて、やっぱり岡山のワインの発展に貢献できることが1つでもできたら」

(藤原さん)
「大岡さんがこの富吉でぼくのワインづくりのスタートを作ってくださった。岡山がワイン産地になるためにこの地域で頑張っていきたい思いが強いです」

(藤澤裕介さん)
「やっぱりワイン自体が人と人をつなげる力があると思っているので、ワインを通じて新しい方とのご縁を大切にしながらどんどんその輪が広がっていけばいいなと考えています」

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10年前、一人の醸造家が撒いた一粒の種。その志は、未来の醸造家たちを惹きつけ、それぞれの夢が実を結び始めています。