“捨てられない理由”をもつ服を、新しく生まれ変わらせるアトリエがある。 依頼者の想いを聞き、その気持ちに寄り添いながら仕立て直す女性職人。 リフォームを通して気づかされること、そして彼女が大切にしたい想いとは。
衣服の大量生産・大量消費・大量廃棄が指摘される中、一着一着への想いを大切にリフォームを手がけるアトリエが、富山県射水市にある。
「Atelier doudou de funfun(アトリエ ドゥドゥ・デ・ファンファン)」。
店主は山口亜耶さん(39)である。
中学2年生の頃からファッションに興味を持ち、19歳で上京。スタイリストとして活動した後、銀座の高級仕立て直し専門店に就職した。
ファッションに関する様々な経験を積み、2020年から拠点を地元・富山へ移した。フルオーダーリフォームのアトリエを立ち上げ、これまで800着以上の服をリフォームしてきた。
今回、7月3日から3日間、富山市ガラス美術館で初めての個展を開催する。
個展のテーマは「なぜ捨てられなかったのか。30人の物語と、思い出の衣服の再会」。
山口さんが富山に拠点を移して5年、リフォームを手がけた依頼者のうちの約30人に聞き取りを行い、思い出の服にまつわるエピソードと、リフォーム前の写真・リフォーム後の実物を一緒に展示する。















