2年連続で巨額の赤字に陥った日産自動車の株主総会。長年、務めてきた社外取締役の再任が否決される異例の展開となりました。
日産の株主
「役員の案に対して、大株主からいくつか異議が出ているというのは、事前にニュースで見ていた」
日産の本社で行われた株主総会。焦点となったのが、取締役の選任です。
日産の株主
「僕が来た中では、一番荒れていました」
経営不振の責任の取り方について、「経営者失格だ」などの株主の不満が噴出。結局、会社側が提案した12人のうち、1人の再任が否決されるという異例の事態となりました。
その人物が、みずほフィナンシャルグループ出身で、社外取締役などを務めてきた永井素夫氏です。経営陣の人事や報酬など、会社の重要な意思決定に関わる立場にいました。
否決の背景には、大株主のルノーがみずほからの独立性を懸念し、採決を棄権したことなどがあるとみられます。
ただ、日産内部からは、みずほからの融資などに影響が出ないか懸念する声も。
株主の不満はほかにも…
日産の株主
「この1~2年の業績に対する不満。株価で言えば、これだけ下がっているとかいう話。否定的な話がほとんど」
日産は、昨年度の決算が5300億円あまりの最終赤字となり、2年連続で巨額赤字に。そんななかでも、エスピノーサ社長ら役員5人には、あわせて13億8600万円の報酬が支払われました。
エスピノーサ社長は、報酬のうち、業績連動分の50%を返金しましたが、株主からは役員の報酬水準に疑問を呈する声があがったということです。
日産は、AIを活用した自動運転の開発や新型車の投入で巻き返しを図りますが、復活への道筋は見通せていません。
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