大阪府岬町の堤防からトラフグの内臓など有毒部位を含む”魚のアラ”約130キロを海に不法投棄したなどとして、漁業関係者ら男性3人が書類送検されました。

廃棄物処理法違反などの疑いで書類送検されたのは、岬町に住む漁業関係者の男性2人(54歳と53歳)と知人の会社員男性(54歳)です。

岸和田海上保安署によりますと、3人は去年11月から今年1月にかけて4回にわたり、岬町深日の堤防からトラフグの内臓など有毒部位を含む”魚のアラ”約130キロを海に不法投棄した疑いが持たれています。

投棄現場の近くには海上釣り堀があり、漁業関係者2人はフグを処理できる資格を持ち、客が釣った魚をさばくサービスをしていて、その際に不要になった内臓や骨などを投棄していたということです。

去年11月に巡回していた岸和田海上保安署の捜査員が、不法投棄されたトラフグの内臓などを確認し、内偵捜査を進めていたところ、さばいた内臓などを買い物かごに入れて堤防から捨てる男性らを目撃したということです。

3人は学生時代の友人で、取り調べに対してはいずれも容疑を認めていて、漁業関係者2人は「10年以上前からやっていた。正規に廃棄物処理業者と契約し、週2回程度の回収を待つまで保管するのがわずらわしかった」などと話し、知人の会社員男性は「友人たちが忙しそうにしていたので手伝った」と話しているということです。

岸和田海上保安署が投棄されたトラフグの内臓を鑑定したところ、毒性がある微量のテトラドトキシンが検出されましたが、健康被害が出る量ではなかったということです。