長野県松本市の市営駐車場で2026年1月、有機フッ素化合物=PFASを含む消火剤が誤って放出され、川などに流出した事故を巡り、後処理の際、消火剤を水で洗い流したことでPFASの流出範囲が広がっていたことが分かりました。

松本市中央の市営中央西駐車場では1月22日の深夜、設備の誤作動で消火剤が放出され、有機フッ素化合物=PFASが施設北側の側溝を通じて、近くの女鳥羽川に流出しました。

また、その後の調査で施設南側の側溝でも国の基準値を上回るPFASが検出されたことがわかりました。

発生直後に、施設を管理する事業者が水で消火剤を洗い流したことが流出範囲が広がった原因とみられています。

市は当初、PFASのリスクを認識していなかったとし、事故を受けて対応マニュアルの策定を進める方針です。

PFASについて市は、「直接口から摂取しない限り人体への大きな影響はない」としていて、2026年4月に行った市内の水道水の水源を対象とした検査では、基準を超えるPFASは検出されていません。