円安が急速に進んでいます。外国為替市場では、円相場が一時、1ドル=161円80銭台をつけるなど、およそ39年ぶりの円安水準に迫っています。

歯止めのかからない円安は、ついに歴史的な水準が視野に入りました。およそ2年ぶりとなる1ドル=161円台に、市場では政府・日銀による為替介入の可能性も意識されています。

これまで1ドル=160円前後で推移していた円相場。きょう未明、1ドル=161円80銭台をつけ、およそ39年ぶりの円安水準に迫りました。

意識されているのは、日米の金利差の拡大です。

市場では、アメリカのFRBが年内に利上げに踏み切るとの観測が拡大。日銀も今週、インフレ抑制のため利上げを決めたものの、今後もハイペースでの利上げは難しいとの見方もあり、円安の是正にはつながっていません。

片山さつき 財務大臣
「投機的な動きがあれば断固とした措置をとることに尽きる」

残る手段は為替介入です。ただ、先ほど片山財務大臣は市場の動きをけん制したものの、反応は限定的でした。

物価高につながる円安の進行は政府としても食い止めたいものの、手法や効果は限られていて、政府・日銀にとって厳しい局面となっています。