青森県八戸市の蕪島付近に漂着した「ゴマフアザラシ」の赤ちゃん。
衰弱した状態で水族館に保護されましたが、毎日えさを食べて力を蓄えています。
前足を使って懸命に陸へ上がるゴマフアザラシの赤ちゃん。
6月14日の朝、八戸市の蕪島近くにある漁港の船あげ場で発見されました。
蕪島のウミネコ保護監視員 髙橋瞭さん
「(ウミネコは)天敵がいると、上空をぐるぐる回るんですよ。その動きを見て、何かいるのかと思ったらアザラシがいた感じです。同じく保護監視員で八戸に住んでいる歴の長い人に聞いたんですが、アザラシを見たのは初めてと言っていましたね」
地元の子どもたちなど通りがかった人が集まり、一定の距離を取って見守っていたところ、アザラシは周囲を警戒する様子を見せていたといいます。
蕪島のウミネコ保護監視員 髙橋瞭さん
「うなり声をあげて、威嚇をしていた。時折、近くの水たまりから水を飲んでいた」
ゴマフアザラシの主な生息地は北海道より北の海。今回は親とはぐれた可能性があり、情報提供を受けた県営浅虫水族館の職員が保護しました。
水族館によりますと、保護されたアザラシは生後1か月前後のメス。体重は6.8kgで順調に育った個体の約6分の1にとどまり、予断を許さない状況だということです。
浅虫水族館 獣類展示課 春日紗英さん
「魚を食べることはできています。このまま順調に食べていければ体重が増えるのではないかと考えていますが、疾患や栄養が吸収できない状態になっている可能性も考えられますので、このまま様子を見守っていきます」
ただ、浅虫水族館では、これまでも同じような状況のアザラシを保護した実績がありました。
須崎蓮 記者
「浅虫水族館は、過去にも生後1か月のアザラシを保護しています。いまではここまで大きく成長し、お母さんアザラシとなりました」
2010年、六ヶ所村の沿岸に打ち上げられていたメスの「メイ」。
保護された時の体重は8.1kgでしたが、いまでは100kgを超えるまでに成長し、息子の「うしお」と元気に展示プールを泳いでいます。
浅虫水族館 獣類展示課 春日紗英さん
「保護した個体が元気に回復してくれることが、私たち水族館の使命だと思いますので、元気になるように努めたいと思います」
水族館は保護したアザラシのケアを優先していて、館内で展示するかなどは回復したあとに協議するとしています。
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