外国人観光客の誘致を通じて地域経済の活性化につなげようと、県内の交通事業者3社が6月17日、連携協定を締結しました。
協定を結んだのは、長崎空港ビルディング、長崎自動車、五島自動車 の3社です。
空・陸・離島を結ぶ連携で観光振興

協定では、外国人観光客の受け入れ拡大を目指し、空・陸・離島それぞれで観光を担う3社が連携します。
離島への移動を円滑にするほか、訪日客のニーズに応じた観光コンテンツの開発や受け入れ環境の整備などを進める方針です。

長崎自動車の森田誠社長は「今やインバウンドの争奪戦。その中で長崎の魅力は何かと考えたときに、やはり他にはないもの、離島ではないかと思う」と述べ、離島観光の可能性に期待を示しました。

また、五島自動車の浅野謙社長は、「長崎の空の玄関口から五島の現場までを一本の太い線で結ぶ、大変意義深い取り組みであると確信している」と話しました。
韓国市場をターゲットに「キリシタン巡礼」ルート構築へ
3社はまず、国民のおよそ3割がキリスト教徒とされる韓国市場を主要なターゲットに据えます。

長崎市の外海地区や五島列島を巡り、キリスト教の伝来から弾圧、そして潜伏キリシタンの歴史をたどる周遊ツアーの確立を目指します。
長崎空港ビルディングの江藤勇社長は、「大村、長崎、五島という3つの地域に共通するテーマであるキリシタン巡礼を軸に、二次アクセスや魅力的な周遊プランづくりに取り組みたい」と語りました。
民間主導では全国的にも珍しい取り組み

交通事業者同士が民間主導でインバウンド誘客に関する協定を結ぶのは全国的にも珍しいケースです。
長崎県ならではの離島やキリシタン文化を生かした観光ルートの構築につながるのか、今後の取り組みに注目が集まります。














