鹿児島県・種子島沖の馬毛島で自衛隊基地の建設が進む中、地元・西之表市の隊員宿舎の工事が地中のごみで中断している問題です。市が負担する方針の廃棄物混じりの土の処理費が、1000万円近くになることが関係者への取材で分かりました。


西之表市の馬毛島で自衛隊基地の建設が進む中、防衛省は、馬毛島で勤務する自衛隊員向けに97戸分の宿舎を市内に整備する計画です。しかし、建設地はかつてごみ処理場で、地中から大量の古タイヤなどが出たため、工事はおととしから止まっています。
建設地は、西之表市が防衛省に2260万円で売却していて、市は「ごみ処理場だったことは売却前に防衛省に説明した」としています。

関係者によりますと、西之表市はあす17日、開会中の市議会で、廃棄物が混じった土の処理費用986万円を、追加の補正予算案で提案する方針だということです。補正予算案は、来週の予算委員会を経て、今月26日の最終本会議で採決が行われる見通しです。

建設地を巡っては、西之表市は去年、地中の状況を調べるボーリング調査を実施し、すでにおよそ1100万円を支出しています。
さらに、防衛省も今年3月に地中を重機で掘り起こし、ごみのない範囲を調べていて、市はこの費用を負担する方針を示しています。