心不全やパーキンソン病の早期診断に向けた新たなPET検査薬を世界初のヒト評価に成功【岡山大学など】 RSK山陽放送 2026年6月17日(水) 17:39 国内 小林章子 たんぱく質を目印とするPET検査薬 心臓は自律神経の一つである交感神経によって細かく調節されており、その働きの乱れが心不全や不整脈などの心血管疾患や、パーキンソン病をはじめとする神経変性疾患と関係することが知られています。 しかしながら、体内の交感神経機能を高精度かつ定量的に評価できる手法には限界があり、新たな診断技術の開発が求められていました。 今回開発された「[18F]fluproxadine(開発コード:AF78)」は、交感神経の情報伝達に関わるたんぱく質「ノルエピネフリントランスポーター」を目印とするPET検査薬(トレーサー)です。 ノルエピネフリントランスポーターとは、神経伝達物質であるノルエピネフリンを細胞内に取り込む働きを持つたんぱく質で、心臓や神経の働きに関係するほか、一部の特殊な神経系腫瘍にも発現しています。