で、結局、九州にいるの?専門家と環境省の見立て――

森林総合研究所・東北支所は、“九州産のクマ”が最後に捕獲されたのは1941年と結論づけています。

一方で「クマの目撃は続いている」という見方もあります。

宮崎県高千穂町在住の写真家、栗原智昭さんは「祖母山系では2000年から10年間に複数の目撃があった」と専門誌に報告しています。

野生動物の歴史に詳しい森林総合研究所・九州支所の地域研究監、安田雅俊さんは「いるかいないかは、はっきりとは言えない」と慎重に説明します。

森林総合研究所九州支所 安田雅俊さん

ただ「いるならば、個体数が増えて、もっと目撃情報が増えるはず」とも。

環境省の九州地方環境事務所も「現在、九州にはいなくなった」とみています。