習字で使った筆を「家で洗う」ワケ

3年生以上の書写の授業にもイマドキの変化があります。

たっぷりと墨汁をつけて、「道」という漢字を練習する児童たち。授業が終了すると、筆に墨汁がたっぷりついているのにもかかわらず、半紙でふき取るだけでそのまましまっています。

小5女子:
「筆は洗わない。そのまま紙に包んで家に帰って洗う」

習字の筆は“学校で洗わない”とのこと。街で聞いてみても…
▼小3:「書道の筆は家で洗ってって言われている」
▼小4:「今では家で洗うのが当たり前」

さらに、「“絵の具の筆”も洗って帰ってこない」(30代母親)、「“図工とかで使った筆”とかは学校で洗っちゃダメって」(小6)という声も。

なぜ、学校で筆を洗わなくなったのでしょうか?

『狛江市立緑野小学校』亀田親子校長:
「汚れよりも“時間的”な理由で、家で洗うようにしている。教科担任制の導入で教科によって先生が変わる。そうなると“時間を守るというのが大前提”になる」

2022年度から小学校での導入が進められている「教科担任制」は、教科ごとに教える先生が変わる仕組み。そのため、“次の授業に影響が出ないように”、筆を家に持ち帰って洗うスタイルに変化しているのです。

家で筆を洗うことについて保護者からは…

▼30代母親:「汚くなって後片付けの方が大変なので私が洗うようにしちゃっている」
▼40代母親:「足跡みたいに黒い点々になっているので『今日筆だったか…』と。こちらも結構気合入れないといけない」

中には、“上下にカットしたペットボトル”を使って筆を洗わせている人も。

30代母親:
「カットしたペットボトルの先を排水口に入れながら、ジャーって洗って洗面台が汚れないようにしている」

時代に合わせて変化する学校。次はどこに向かうのでしょうか?

(THE TIME,2026年6月11日放送より)