北海道旭川市の野球独立リーグ、旭川ビースターズの運営資金を横領したとして業務上横領の罪に問われていた球団の元代表社員の男に対し、旭川地裁は12日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

この裁判は、去年10月、旭川ビースターズの代表社員だった25歳の男が、球団の運営資金147万円を自分名義や借金をしていた知人の口座に振り込んだとして、業務上横領の罪などに問われているものです。

起訴状によりますと、男は去年、球団の代表社員になるとすぐに球団の口座から自分名義の口座に88万円を、知人の口座に59万円を振り込んだということで、検察は拘禁刑3年を求刑していました。

また弁護側は、罪を認めたうえで反省しているとして、執行猶予つきの判決を求めていました。

旭川地方裁判所

12日、旭川地裁は「関係者の信頼を裏切る悪質な犯行」と指摘する一方、被害弁償の意思を示し、反省していることなどから拘禁刑3年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

野球選手のように赤いアンダーシャツにTシャツを着て判決公判に臨んだ男は、田中結花裁判官から「二度と犯罪に及ばない生活を送ってください」と声をかけられると小さい声で「はい」と答え、傍聴した球団関係者に深く頭を下げて退廷しました。