関西でもクマの目撃情報が相次いでいます。京都を代表する観光名所宮津市の天橋立で、12日も多くの観光客が訪れる中、クマの目撃情報がありました。

警察などによりますと、12日午前7時半ごろ、松並木にある茶屋の近くで外国人観光客が子グマ1頭を目撃したとして、近くにいた女性が通報したということです。

目撃情報を受け、午前8時20分ごろから天橋立の松並木の府道約2.5キロが通行止めに。警察や市などによる捜索の結果、クマは見つからず、安全が確保できたとして、約4時間後に通行止めが解除されました。

天橋立では10日、実際にクマが出没。海を泳ぎ住宅街へと向かう様子がカメラに捉えられていました。

(クマを目撃した人)「クマが近くでも出たという話は聞いていたが、まさか自分の目の前をクマが通るなんて思っていなかったのでびっくりした」

出没したのは体長約1メートル37センチ、体重97キロほどのオスのツキノワグマ。その後、無事に捕獲・駆除されて、ケガ人はいませんでした。

12日天橋立を訪れていた観光客は…。
「(Q観光地でクマが出ることは?)やっぱり不安ですよね。(クマに遭遇して)自分の身に襲いかかってきたらイヤ。(Q心配ですか?)だいぶ心配ですね」

宮津市の職員は…。
(宮津市産業経済部・早川善朗部長)「やはり観光地でもありますので住民だけじゃなく、観光に来られる方も含めて安全が大事だと思っているので、対応をしっかりしていきたい」

クマの目撃情報は同じ近畿の別の場所でも…。11日、神戸市内の山林で撮影された写真には、檻の奥に成獣とみられるクマが写っています。

11日午後5時すぎ、神戸市北区道場町の山林で、シカやイノシシなどを捕獲するために設置されたセンサーカメラに成獣とみられるクマがうつっているのが確認されました。神戸市内でクマの出没が確認されたのは、今回が初めてです。

全国で相次ぐクマの出没を受け、国も対策に乗り出します。
(石原宏高環境大臣)「合計で800台以上のカメラを設置し、6月下旬から9月下旬に調査をいたします」

環境省は6月下旬から、クマの正確な数を把握するための調査を開始。クマの生息エリアに個体を識別するためのカメラを800台以上設置し、実態の把握を進めるということです。

近畿でも相次ぐクマの出没。私たちの身近な場所でいま何が起きているのでしょうか……