●梶谷さんの家族は情報を求め広島市内へ…

【VTR】
梶谷さんの父親
「広島市のみなさんに知っていただいて、提供を呼びかけていただきたいと思っている」

チラシを受け取った人
「お預かりいたします。バックヤードの方で従業員の方向けに掲示するという形で検討しております」

この日は、梶谷さんの父親と母親、そして祖母が広島市に…。3人で手分けをして商店街やデパートを訪ねました。

梶谷さんの父親
「前回来たときにはここの交番には行きましたし、広島城にも声掛けに行きましたので…」



チラシを渡すと、ニュースで見たという人も…。



梶谷さんの母親
「ご存じの方は知っていらっしゃって、『頑張ってね』という励ましの言葉をいただいて本当にありがたく思いました。息子が修学旅行で広島市内に行っております。原爆ドームとか宮島に行っていますので、たぶん広島自体は知っていると思うんです」

広島市で思いあたることがあるわけではありません。

ただ、人の多いところに行っていたり、誰かが見かけたことがあったりする可能性を考え、回っています。

梶谷さんの母親
(お金はどれくらい持っていたと思われる?)
「2万円も持っていないと思う。1万円ちょっとは持っていたと思うんですが…」



長い期間を1人で過ごせるほどのお金を持っていた様子はうかがえないといいます。

そうした中、出会った、商店街の会長は…。

広島市商店街連合会 加藤和行会長
「携帯電話も見つかったんですか?」
梶谷さんの母親
「はい、携帯電話が見つかっています。その先というのが、広島市が大きい街なので、みなさんにご協力いただければと思います」
加藤会長
「市内にはいろんな商店街や連合会があるので、情報を流してみたいと思います」
梶谷さんの両親
「大変ありがとうございます。よろしくお願い致します」
加藤会長
「見つかるといいですね。お役に立てればいいですけどね」

商店街の会長は、すぐさま、梶谷さんの両親が訪ねてきたこと、そして情報提供の呼びかけをSNSに投稿していました。

広島市商店街連合会 加藤和行会長
「しっかりみなさんに1人でも多くの方に共有してもらって、網を張っておくことが大事だと思います」