GK笠野未奈「やったぞって、胸を張って富山に戻ってこられたら」

シュート阻止率43.8%(138セーブ)という、リーグトップクラスの数字を残しているのが、ゴールキーパー(GK)の笠野未奈だ。26歳。5季目の今季は、チームの新たな守護神として、ゴールマウスを守り続けてきた。
かつては先輩GKとともにプレーしてきた笠野だが、フレヤハマーが離脱した現在は最年長GKとして「私がやるしかない、という腹のくくりが最近できた」と語る。高い阻止率の秘訣は、先輩たちのプレーを“盗み”、自らのスタイルを進化させたことだった。
笠野未奈選手
「(体格が)でかくても動く。ゴール幅にへそごと体全部を持っていくこと。ボールは1個しかないのでそれに体を全部持っていって止めてもいいということを学びました」
初戦の相手・ブルーサクヤ鹿児島には、水海道第二高校時代にともに戦った同級生GK・宝田希緒(背番号22)がいる。当時は宝田がスタメンで、笠野は2番手という立ち位置だった。しかし現在の成績を比べると、シュート阻止率では笠野(43.8%)が宝田(35.2%)を上回っている。
ライバル心はもちろんあるが、「私と宝田の対決というよりもチームとチームの対決。チームで勝てた方が強い」と気持ちはすでに整理されている。
笠野は、GK陣の最年長として強い気合いをにじませる。
笠野未奈選手
「最大でもあと2試合。今までやってきたこと以上のことはできないので、それをコートの60分間でどれだけ出せるか。何をやっても最後(の結果)は決まっている。それならもう、思いっきり楽しみたいです。
今度は笑顔で富山に帰ってきたい。そして勝ちを届けたい。私たちがモットーとしている『ハッピーハンドボール』をして、見てくださる方にハッピーを届ける。苦しい状況でもみんなでハンドボールを楽しむことを忘れずに、前を向いて戦います」
プレーオフ3大会で未だ勝利なし。それでも、守護神の表情はどこまでも明るかった。














