ahk3変異株では根と道管液のサイトカイニン濃度がいずれも大きく増加

この接ぎ木ahk3変異株と接ぎ木野生株を比較した結果、接ぎ木ahk3変異株では根と道管液のサイトカイニン濃度がいずれも大きく増加していることが確認されました。
さらに、サイトカイニン応答性レポーター遺伝子(TCSn:GFP)を導入して葉の応答性を可視化したところ、接ぎ木ahk3変異株では葉のサイトカイニン応答性が増加していました。
葉面積の測定においても、接ぎ木ahk3変異株は接ぎ木野生株に比べて有意に増加していることが示されました。

加えて、道管へのサイトカイニンの積み込みに寄与する輸送体「ABCG14遺伝子」の機能を根で消失させたところ、接ぎ木ahk3変異株でみられた葉の成長促進効果がほとんど消失しました。
この結果は、根でのAHK3遺伝子の機能低下によってサイトカイニンの分解・調節が抑えられ、道管を通じてより多くのサイトカイニンが葉へ届けられた結果として葉の成長が促進されたことを示唆しています。














