仙台市の生活用品製造大手、アイリスオーヤマを含むアイリスグループは去年1年間の業績について、グループとして初めて減収減益となる見込みだと発表しました。
アイリスグループが発表した去年1年間の決算の速報値によりますと、売上高は前年をわずかに下回る7900億円となりました。また、経常利益は前年に比べおよそ3割減となる365億円となりました。前年を下回るのは、いずれもグループとしての決算集計を始めた2013年以来、初めてです。
アイリスオーヤマ 大山晃弘社長:
「世界経済が大きく混乱をしたことで、原油価格、原料価格が高騰し、輸送コストも大きく上がってしまったことで収益が大幅に減った」

一方で、今期の売上目標については、過去最高となった21年度を上回る9000億円と設定したうえで、国際情勢によるリスクに備えるため国内への設備投資を進めるとしています。

また、4月からの新年度はベースアップを含め5%の賃上げを行うということです。














