立花党首の演説「デマ」と認定 日本社会に希望を与える判決

石森雄一郎弁護士
「立花孝志がデマを言ったということが完全に認められました。完全勝訴です」

2026年1月、画期的な判決が言い渡された。

丸尾牧県議
「こういうことが二度と起こらないようにということで、一つの警鐘になる判決でしょう」

丸尾県議が立花党首を訴えた裁判。兵庫県知事選で行った演説の内容がデマだったとして、賠償が命じられた。

立花党首の演説動画(現在は削除)
「実は丸尾とかが書いたんですって、嘘を。あの告発文書を書いたのは竹内だけじゃなくてこの丸尾牧も書いとるんです。丸尾いつでもかかってこいよ」(2024年11月2日)

斎藤知事のパワハラなどを告発した文書に、丸尾県議と竹内元県議が関わっていたというデマだった。

この演説の動画は立花党首の支持者たちによってSNSで拡散され、丸尾県議は激しい誹謗中傷を受けた。

丸尾牧県議
「かなり攻撃的なコメントがたくさん残されてて、多分この中には命を狙うんだとか、そんなこともやっぱ想像してしまいます、そんな勢いでいろんな発信がこっちに届いてるということでは、まさに恐怖ですね」

裁判で立花党首は、当時真実だと信じたことには相当の理由があったと主張した。

だが裁判所は…

裁判所
「被告は虚偽内容であることを知りつつ、あえて本件街頭演説を行ったものと認められるから、デマを用いてでも世論を誘導する意図でこれを行ったものと評さざるを得ない」
「民主制の過程の根幹である選挙活動において、虚偽の内容を流布し、有権者の判断を歪めることを辞さない態度が認められるから、誠に悪質と言わざるを得ない」

こう述べて、立花党首に慰謝料など330万円の支払いを命じた。

判決の直後、丸尾県議が電話をかけたのは亡くなった竹内元県議の妻だ。

丸尾県議
「告発文書のお話、竹内さんと一緒に作成したという話だったから、それがデマだと認定してもらって」

竹内元県議の妻
「何より夫が喜んでいると思います。報告しておきます」

丸尾県議の代理人を務める石森弁護士は、判決が立花党首の演説について事実誤認ではなく、デマと表現したことに驚いたと話す。

石森雄一郎弁護士
「書かれ方として事実誤認っていう風に書かれる可能性もあるわけですよ。これはデマですというのと、まず意味合いが全然違うわけです。今回はっきりデマですと書かれただけじゃなくて、それを世論を誘導するためにやった。そこまで書かれているんですよ。広く日本社会そのものに、希望を与える判決になったんじゃないかなと思います」

立花党首は判決を不服として控訴した。

兵庫県知事選挙が大きなきっかけとなった、選挙戦でのSNSの誹謗中傷問題。

その責任の所在が問われている。

丸尾県議
「やはり目の前で被害者が出たということも含めて、このままいくと、社会は壊れるんじゃないかなという、非常に強い危機感を持っています。きちんと責任を取ってもらう、けじめをつけていくということが、まさにXだとかYouTubeだとか、SNSの中でのそのルール作りに必ず繋がるとは思いますので。そこはやはり、逃げ得は許さないと、きちんと最後まで責任は問うていきたいなとは思います」