やっぱり元気なうちにもう1枚CDつくりたいんや
(♪“療養所歌”)
「静けき瀬戸のみどりの大島は 天津みめぐみ潮とみつる」
(歌声)
「♪われらがすまい」
(歌手・沢知恵さん)
「そこね、すまいが下がりすぎないように」
ひとつのフレーズを繰り返し繰り返し歌います。歌手の沢知恵さんが徹底指導です。自分からは決して音を上げません。
3枚目のCDを録音したのは東條高(とうじょう たかし)さん、95歳です。
ハンセン病を患い、終戦の翌年、16歳で大島に強制隔離されました。
当時は炊事から養鶏・養豚など過酷な労働が入所者作業として課されていました。
「もう島を出ることは叶わない」。たかさんは心の支えを音楽に見出しました。以来80年、ここで暮らしています。
【後編へ続く】
「歌うことが 隔離の島で生きる証しになったたかさん」













