相談者はわずか14%…受診先迷子の現状

札幌もいわ徳洲会病院では、現在「いびき・睡眠時無呼吸外来」という名前で、患者の診察にあたっていて、男性は専用のマウスピースをつけて、いびきや無呼吸を抑える治療をしています。

男性患者
「こういうふうにあごが前に出ていびきが止まる。最初は違和感があったがすぐに慣れた。ずっと寝られるようになった」

厚生労働省によりますと、「睡眠時無呼吸症候群」や「不眠症」などの、「睡眠障害」を抱える人は全国で約865万人に上ります。

日本(にほん)睡眠学会の調査では、58%の人が睡眠に課題を感じていましたが、医師に相談していたのはわずか14%でした。

心臓病も防ぐ!睡眠×循環器の専門医

「睡眠障害」を診察できる医療機関は「精神科」や「呼吸器内科」などバラバラで、受診先がわからず医療機関につながりにくい現状がありました。

そこで厚労省は、医療機関が看板や広告で表示できる診療科名に新たに「睡眠障害」という名前を組み合わせて使えるよう、6月から制度を改正しました。

「睡眠障害」を診療科名として掲げられるようになったことで、患者が受診しやすくなることが期待されます。

札幌もいわ徳洲会病院は、現在の「いびき・睡眠時無呼吸外来」に代わり、「睡眠障害」と「循環器内科」を組み合わせた「睡眠障害循環器内科」を、近く、新たに開設する計画です。

もいわ徳洲会病院・後平泰信院長
「睡眠障害を主訴に来られた人が、実は合併している循環器疾患もある人もいますので、それをスムーズに一緒に診られる科として考えている」

後平泰信院長は、睡眠医療と循環器、両方の専門医です。睡眠と循環器の両面から診療を行うことで、病気の早期発見と治療につなげられるとしています。

もいわ徳洲会病院・後平泰信院長
「まずは寝つきが悪いとか、寝ても疲れが取れない人、いびきがある人、もともと循環器疾患がある人はしっかりかかっていただきたい」