アメリカ南部テキサス州などで根絶が宣言されていた家畜などに寄生するハエが、およそ60年ぶりに確認されました。カナダ政府が輸入を制限すると発表するなど、牛肉価格への影響も懸念されています。
アメリカ農務省は8日までにテキサス州の農場の子牛などから「ラセンウジバエ」の幼虫が4件検出されたと発表しました。テキサス州で確認されるのは、1966年以来だということです。
「ラセンウジバエ」は、家畜などの傷口に産卵し、ふ化した幼虫が体内に入り込み、生きた肉や組織を食べて成長する害虫で、重症化すると死に至ることもあります。
アメリカでは1960年代に根絶が宣言されていましたが、おととしメキシコで確認され、警戒が強まっていました。
また、カナダ政府は8日、感染が確認された地域からの家畜の輸入を一時的に制限すると発表していて、家畜の取引への影響から牛肉価格を押し上げる可能性も指摘されています。
ロイター通信によりますと、ラセンウジバエの被害が拡大すれば、畜産業への経済的な損失はテキサス州だけでおよそ18億ドル、日本円で2900億円にのぼる可能性があるということです。
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