長野県塩尻市の平出遺跡(ひらいでいせき)公園で、復元した竪穴住居を保護するために煙でいぶす「薫蒸作業」が行われました。


平出遺跡公園には縄文時代から平安時代までの竪穴住居16棟が復元されていて、薫蒸作業は毎年冬に行われています。

ドラム缶で木のチップを燃やし、煙を煙突で住居に送り込んで室内に充満させ、害虫の駆除や屋根に使われたカヤをカビなどから防ぎます。

いぶす時間は建物によって異なり大きな建物だと3日から4日かかるということです。

(高橋保さん)「全国的にカヤ自体が減ってきて補修できないのでこういったものをいかに守っていくということが大切」

平出の冬の風物詩「薫蒸作業」は、3月中旬まで続きます。