大分県中津市で去年、母親が住んでいる家に放火して全焼させた被告の男(23)に5日、懲役3年・執行猶予5年の有罪判決が言い渡されました。

現住建造物等放火の罪で判決を受けたのは、中津市の無職・森木蓮被告(23)です。

判決によりますと、森木被告は去年4月、母親が住む家の1階居間の家具に灯油をまき、マッチで点火した紙を落として火を放って全焼させました。

これまでの公判で検察側は、「被告人は仕事をしておらず収入が限られている中、所持金を趣味の実験道具や化学薬品の購入のために使っていた」「母親に現金を無心しだが、断られ、縁を切る」などと言われ犯行を決意したと指摘し、懲役6年を求刑していました。

一方、弁護側は、精神障害の影響により、心神耗弱状態だったと主張していました。

大分地裁で開かれた5日の裁判員裁判の判決公判で、杉本正則裁判長は「危険性が高い犯行と指摘した一方、人命や身体に危害が生じてない」などとして森木被告に懲役3年・執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。