北海道七飯町で、暗く重いイメージがある遺影を生前に楽しく撮影するイベントが開かれました。
参加者たちの思いはさまざまです。
カメラに見せるとびきりの笑顔。
撮影しているのは人生の終わりを見据えた「遺影写真」です。
4日、七飯町で開かれた遺影撮影イベント、「いえイェーイYeah!」です。
「家」にいるようにくつろいだ表情の「遺影」を撮影してもらおうと、地元の看護師らが企画しました。
プロのカメラマンはもちろんスタイリストや介護美容セラピストが参加者の魅力を最大限引き出します。
二階堂京子さん(74)
「若返るというか、ワクワクする、どんな顔になるのか」
函館市に住む二階堂京子さんは人生を映し出す遺影の撮影に「宝物」を持参しました。
二階堂京子さん
「主人と一緒に撮りたいなと思って。(ご主人はネックレスの中に?)入っています、一緒に来ました。気に入った写真を残したかったのでちょうど良かった」
2025年11月に続いて2度目となったこのイベント。
きっかけは、開催場所のレンタルスペースの運営者、稲垣明美さんの実体験でした。
主催したALiVE+ 稲垣明美さん
「父親が亡くなった時に悲しんでいる時に遺影を探すのがつらくて。いい写真で最後残せたらいいなと思って」
突然の悲しみの中で手持ちの写真を無理やり引き伸ばしたり、集合写真から切り抜いたりと家族の負担になるのが遺影選びです。
参加者(74)
「息子からの提案で参加した。すごく素敵、カメラマンさんに『笑顔で』って言っていただいた」
息子
「こういう機会ってなかなかないと思うので、周りにも伝えていきたい。地域にとってもすごく必要なものだと感じた」
イベントでは、遺影の撮影だけでなく、フリーランスの「まちの看護師」との面談もあります。
血圧の測定や、体調カラダの不安なども相談でき遺影の撮影を通して地域との繋がりを生み出します。
親子で参加・娘(68)
「母は気になること看護師さんと話してたみたいでアドバイスもらってよかったんじゃないか。なかなか写真館に行くともっと緊張しちゃう、気持ちが楽に出来ました」
母(92)
「いいと思います。もう歳ですから、(遺影に)なってもいいです。ハハハ」
『まちの看護師』中田しおりさん
「いつ何があるかわからない、自分らしい写真をそのまま残しておくっていうので、年齢は関係ないので皆さんに参加してもらいたい」
本人の魅力が詰まった遺影は今を生きる気力を生むだけではなく、残された家族の心も支え続けます。
遺影の撮影イベントは11月19日にも開かれる予定です。














