■MLB ダイヤモンドバックス0ー7ドジャース(日本時間4日、チェイス・フィールド)

ドジャースの大谷翔平(31)が敵地でのダイヤモンドバックス戦に“1番・投手兼DH”で先発出場。6回、89球を投げて、被安打2、奪三振6、四死球1、失点0。序盤は制球に苦しんだが、6回を無失点の好投。規定投球回には1イニング足らずも防御率は圧巻の0.74をマークした。打撃では4打数3安打2四球、2試合ぶり今季6度目の3安打をマーク、打率も.301と3割に乗せた。チームは連勝で40勝に到達、貯金は“18”となった。

3戦連続で“二刀流”となった大谷、2戦連続で先頭打者弾を放っている。敵地ということでまずは打席からスタート、ダイヤモンドバックスの先発は4年連続2桁勝利のエース・Z.ギャレン(30)、対戦成績は14打数4安打6三振で本塁打はなし、打率は.286。

アリゾナの気温は41℃、湿度は7%と酷暑の中、チェイス・フィールドの屋根は閉じられ敵地でも多くのファンが集まった。“二刀流”での3戦連発先頭打者弾の期待がかかる1回の第1打席、カウント0ー2からストレートを完璧に捉えて、打球は上がらずに強烈な107.8マイル(173キロ)のゴロ、セカンドのグラブを弾き、内野安打となり、7試合連続ヒットとなった。

1回のマウンドに立った大谷、メジャー8年目でダイヤモンドバックスには勝ち星はなし、初勝利に向けて立ち上がり、1番・G.ペルドモ(26)にはストレートが荒れたが100マイル(161キロ)でセカンドゴロ、その後はコントロールの精度を確認しながら、立ち上がりを無失点に抑えた。

2回、ドジャースはエラーでランナーが出塁すると、K.タッカー(29)が右中間スタンドへ約1か月ぶりの5号ツーラン、大谷に先制点をプレゼントした。点をもらった大谷はその裏、先頭の4番・N.アレナード(35)の2球目、97.5マイル(157キロ)が抜けて、顔面近くを通過、アレナードも倒れ込みながら避けた。

荒れ球でダイヤモンドバックス打線も絞り切れず、アレナードは高めのストレートで空振り三振、5番・P.スミス(30)はフルカウントから内角低めのスイーパーで2者連続三振を奪った。

2回を投げ終わり、すぐに3回の先頭打者の準備をすると、休む間もなく打席へ、カウント1ー2と追い込まれてからボールをしっかり見極めて、7球粘って8試合ぶりの四球で出塁、続くA.パヘス(25)が2球目をライト線へのツーベースを放ち、大谷は一気に三塁まで進んだ。さらに3番・F.フリーマン(36)がレフト前へ2点タイムリー、大谷はダイヤモンドを1周して還ってきて4対0とリードを広げた。ドジャース打線が止まらずに、M.マンシー(35)にもタイムリーが生まれた。

5対0とリードの3回、1死から8番・J.フェルナンデス(22)の1球目、スイーパーが抜けて、またも投球は頭部付近を通過した。ダイヤモンドバックス打線はなかなか踏み込んで行けずに3回までノーヒットに抑えた。4回の第3打席は四球で出塁と大忙しの大谷は3打席連続出塁となった。

塁上に残りベンチに戻ると、すぐにマウンドに向かった大谷4回は簡単に2死を奪うが、肩で息をして、汗も多くかき始めた。3番・G.モレノ(26)には8球粘られて、ライト線へツーベース、この試合初めてヒットを許した。それでも、4番・アレナードを100マイル(161キロ)のストレートでサードゴロ、無失点で抑えた。

勝ち投手の権利がかかった5回、先頭の5番・スミスを98マイル(158キロ)のストレートで空振り三振、続く6番・ウォールドシュミットはカーブで見逃し三振、大谷も手応えを感じ、親指を上げるサムズアップのポーズを見せて、3者凡退に抑えた。

6回、1死一塁で大谷の第4打席、ダイヤモンドバックス2人目、T.クラーク(33)と対戦。カウント3ー1から甘く入ってきたカットボールを強振すると、打球は上がらずにライト前へ、4試合連続、今季21度目のマルチヒットをマークした。

その試合、3度目となる出塁直後のマウンドとなった大谷、1死から四球を許すと、1番・ペルドモにレフト前ヒット、1死一、二塁のピンチを招き、迎えるは2番・キャロル。1球目、99マイル(159キロ)のストレートを打たせて、セカンドゴロ併殺打と最高の形でピンチを切り抜けた。

7回ドジャースは2点を加え、7対0とリードを広げて、なおも2死一、三塁で大谷の第5打席、ここは空振り三振に倒れた。ベンチに戻ると、D.ロバーツ監督(54)が大谷を労った。この日、6回、89球を投げて、被安打2、奪三振6、四死球1、失点0。序盤は制球に苦しんだが、6回を無失点に抑えた。9回の第6打席でもライト前ヒットを放ち、2試合ぶり6度目の3安打をマーク、打率も.301と上昇した。

ドジャース中継ぎ陣はしっかりと抑えて、大谷は今季6勝目、メジャー8年目にしてダイヤモンドバックス戦に初勝利、22球団目の勝利となった。大谷の“二刀流”での活躍でチームは連勝、40勝に到達し、貯金を“18”とした。