「父の歳を超えて」亡き夫、亡き父への消えない切なさ


大火砕流が発生した午後4時8分には島原市内でサイレンが鳴らされ、犠牲者に黙祷が捧げられました。

消防団員だった夫・日出雄さんを亡くした遺族 山下睦江さん:
「(この35年で)辛いこと、悲しいこと、嬉しいこと、色んなことがいっぱいありましたけど、でもこれを(夫と)二人で迎えられたらまだちょっと違った人生だったかなって。それをまた次の代、次の代まで言い伝えじゃないですけど、伝えていけたら嬉しいかなと思います」

父親・日出雄さんを亡くした遺族 山下譲治さん(48):
「年は(父を)もうだいぶ超えました。父は37で亡くなりましたけど、私はもう50近くになりました。家庭を持って子供がいて、だんだん子供が成長してくると思うと、『ああ、子供の成長を見たかっただろうな』って。やっぱそういう姿を見せられないっていうのは寂しいなあっていうのはあります。私たちが暮らしているところの災害と一緒にもう恵みがあって、そこで暮らしているっていうことを大切にしないといけないんだよっていうことは話していけるのかなというふうに思います」
43人の犠牲者を追悼するとともに、35年前の噴火災害を風化させることなく後世に「教訓」を語り継ぐ決意を新たにする一日となりました。














