アメリカのCBSテレビが、看板報道番組でキャスターを務めるスコット・ペリー氏に対して解雇を通達したと現地メディアが報じました。CBSテレビの報道部門をめぐっては、編集トップと現場の記者などとの確執が報じられています。

ニューヨークタイムズなどによりますと、CBSテレビの報道部門は2日、看板番組の「60ミニッツ」でキャスターの一人を務めるペリー氏に対し、解雇を伝えました。

「60ミニッツ」をめぐっては先週、番組を率いるプロデューサーの交代が発表されたほか、編集部門トップのバリ・ワイス氏が示した編集方針を批判した記者が契約を解除されていました。

1日に、新たな番組プロデューサーのもとで開かれた会議に出席したペリー氏は、ワイス氏を名指しで「60ミニッツを殺している。番組を愛してなどいなく、彼女は番組を破壊するために連れてこられ、その通りに実行している」と猛烈に批判。プロデューサーに対しても、番組責任者としての資質を問う発言をしたということです。

解雇されたペリー氏はコメントを発表していません。

ペリー氏が批判したワイス氏は、CBSの親会社であるパラマウントのトップを務め、トランプ大統領と関係が近いとされるエリソン氏のもとで、去年、報道の編集部門トップに就任。

CBSは中立の立場での報道姿勢が伝統ですが、記者や番組制作者が新たな体制での編集方針を批判し、次々と退職するなど混乱が続いています。