移住先として人気を集めている長野県ですが、この時期に心配することの一つが、雪道での運転です。
大町市で、移住者を対象にした自動車の講習会が開かれました。

大町市の自動車教習所に集まったのは、東京などから移住してきた女性5人。
市が企画した雪道での運転講習に臨みます。

(兵庫から移住)「(雪道の運転は?)初めてです、どんな感じかも全然分からないんで体験したいと思いました」
(東京から移住・運転歴3か月)「(年末に)わだちでハンドル取られたり曲がりたかったところで曲がれなかったりですとか、怖い思いをして、それで今回こういう機会をいただいたので(参加した)」
参加者は1時間の座学のあと実際に教習車を運転。
市内の雪道を走って、気を付けるポイントを教わりました。
「下り坂がずっと続いたりする場合というのはスピードが上がってしまうので、雪道で頻繁にブレーキを使うとか急ブレーキになってしまうと危ないので、速くなってからどうにかしようというのではなくて、スピードが速くなってしまわない工夫をしてあげるといいと思います」

心がけるのは、
・車間距離を普段の2倍とること、
・ハンドルを切りながらブレーキをかけないこと、
・ブレーキのタイミングはいつもより2倍早く、
・逆に踏む力はいつもの半分ほどにすることなど。
駐車場では急ブレーキをかけて、ABS=アンチロックブレーキシステムが作動する状況も体験しました。

(東京から移住)「急ブレーキの練習なんかはふだんできないので非常にためになりましたこういうふわふわな雪の上でもかなり滑るんだなというのは」
(東京から移住・運転歴10か月)「いまは分かっているからやれたけど、気を付けていてもいろいろ抜けてしまいそうなので、座学とか実地で身に着けたものをしみこませたいなと思いました」

(指導員・栁原辰夫さん)「実際走ってもらうと、ここではこんなに滑るんですねとか、同じ雪があっても、ちょっとこの雪は滑りにくいですねとかそんなような違いも分かってもらえたかと思います、雪道というのは非常に道も狭くなります、狭くなっているときに対向車が来た場合はちょっと止まって待つだとか、少し心や行動に余裕を持ってもらえるといいかと思います」