▼髙本さん
「今からスラロームの訓練」

4月下旬。この日の訓練は一定の間隔に置かれた障害物を左右にすり抜ける「スラローム走行」。逃走車両の追跡や危険を瞬時に回避するために白バイを素早く切り返す技術を磨くための訓練です。

髙本さん、だんだんと白バイを切り返すスピードにキレが出てきて、カーブの曲がり方もスムーズになっています。訓練初日には苦戦していたカーブも、滑らかに進んでいます。

▼勝瀬貴成 小隊長
「1か月近く技能訓練をしてきたので、乗り始めからいうとずいぶん技術も向上してきたのかなと」

▼髙本さん
「きのうよりは、おとといよりは、どんどんタイムもはやくなっていて、すごくうれしい。乗れ始めたんだなとすごく実感するので、地道に頑張っていきたい」

長年の夢に向け、懸命に訓練に励む髙本さんですが、“母親”になったことで一度、夢を諦めかけたことがあります。

▼髙本さん
「出産、結婚を経ているので、高知県警でママさんで白バイ隊員になった前例がない。そこは不安に感じていて、できないかもしれない…(と思った)。よ
くしてくださる先輩がいて、『前例がないんだったら前例を作ればいいんじゃないか』と言ってもらい、ほんとにその言葉に胸を打たれて頑張ってこられました」

覚悟を決めた髙本さんの熱意は、周囲にも伝わっていたといいます。

▼勝瀬貴成 小隊長
「『とにかく白バイに乗りたい』という思いを、すごく昔から言っていた隊員。気持ちが勝って弱音を吐くことなく訓練にも取り組んでいる」

▼新任隊員を指導 下西脩平さん
「ママさんの白バイ隊員はあまりいないので、すごいなと思います。自分の命を最優先にして事故しないように運転技術をあげる。そういったことも大事になるので、訓練もしっかりして取り締まりも頑張ってほしい」