NPT=核拡散防止条約再検討会議に参加した長崎大学の研究者が1日、長崎市で報告会を開きました。

報告をしたのは、長崎大学核兵器廃絶研究センターの河合公明副センター長です。

先月末まで、国連本部で開かれたNPT再検討会議は、イランの核問題などをめぐる対立から最終文書を採択できず閉幕しました。3回連続の不採択となりましたが、会議終盤に参加した河合副センター長は、会議が決裂した事実以外にも目を向けるべきと語りました。

長崎大学核兵器廃絶研究センター 河合公明 副センター長
「合意がなかったから、全て終わりだということではなくて、そこで何がどういうかたちで議論されて努力されていたのかということに目を向けることが、次につながる」

4度の改訂が行われた最終文書案には、過去に合意された核軍縮の約束が「引き続き有効」であることなどが含まれていて、河合副センター長は「依然としてNPTには重要な役割がある」として、”核不拡散”と引き換えの”核軍縮”という原点に立ち返れるかがNPT再建の手がかりになると述べました。