帝国データバンク松山支店などによりますと、生鮮魚介類の卸や水産加工物の販売を手掛けていた「楠田商店」(愛媛県松山市)が、5月21日に松山地裁から破産手続きの開始決定を受けたということです。

負債は推定約3億円から4億円とみられます。

同社は1987年創業。

大手量販店や市場、地元スーパーなどを対象にタイやハマチ、アジなど瀬戸内海産鮮魚の加工販売を行い、2008年ごろまでの売り上げは8億円を超えていました。

しかし、その後は人手不足や競合激化で収益が低調に推移。

近年の売り上げは3億円台中盤まで落ち込んだうえ、累積赤字を抱えるなかで運転資金の借り入れもかさみ、余力のない資金繰りを続けていたということです。

こうした中、不採算となっていた主要取引先との取引を中止するとともに、利益率の高い水産物商社との商談も進めていましたが破談となり、業績は一気に悪化。
2025年10月に事業を停止していました。